タイのコンドミニアム動向 (2018年度版)
タイのコンドミニアムの物価は年々上昇している。特にBTSやMRTの駅近の物件は平均で年5%から10%近く値上がりしており、5年前は40m2の日本の1LDKと同じくらいで2.5M(百万)バーツ(当時レートで750万円程度)が、現在は4Mバーツ(現在レートで1300万円程度)になっている。
繁華街のスクンビットに近い駅近物件は特に人気で、価格も日本の東京並みで40m2で10Mバーツ(現在レートで3300万円程度)を超えるものもでてきている。
タイのコンドミニアム開発会社にもブランドとなっているものがあり、Ananda、SC Asset、Major、AP、Sansiri、Pruksa、GrandU、Suparai、LPNなどが有名だ。以下は各会社と有名なブランドコンドミニアムのリストとまとめたものである。これらは一応信頼のあるコンドミニアムで人気も高い。※価格は当時のプレセールス時(売り出し時)のもの。
以上はタイで有名なコンドミニアムのブランドの一部になるが、価格は地域や場所、ブランド、部屋の大きさなどによって大きく変わる。しかし現在タイでは中古コンドミニアムであっても値下がりしないばかりか値が上昇している。
またタイは新興国でありBTSやMRTの延伸工事がバンコク各地でガンガン行われている。これは新興国ならではの機会で、過去の例を見てみると駅近場にあるコンドミニアムは高確率で値上がりする。以下は今後バンコクの延伸マップだ。
http://www.urbanrail.net/as/bang/bangkok.htm
他ブログでも紹介されているように、名古屋か大坂並みに発展する予定である。懸念はタイ政治の舵取りが変更して指針が変わることだけが心配である。
詳細をみてみると去年運行開始したMRTタオプーン(Tao poon)駅から北西に延びるパープルライン沿いには、既に今年たくさんのコンドミニアムが建設されている。また延伸工事の真っ只中なものもある。チャトチャック市場で有名なBTSモーチット(Mocit)駅から北に延伸されるグリーンラインは、工事も一通り終わりそうなところまで来ている。またグリーンラインはBTSサムローン(Sam roan)駅から南に延伸予定で、サムットプラカーンまで工事されている真っ只中だ。またチャトチャックの近くは、最近メガステーションとして確立させようとしているMRTバンスー(Bangsue)駅から北にドンムアン空港まで繋がるレッドラインは稼働までの最終段階に入っている。MRT自体も山手線のように環状線になるように工事がされている途中だ。MRTラップラオ(Latphao)からはイエローライン、ラムイントラロードを通るピンクラインの工事に着手しはじめている。
もしバンコクのコンドミニアムを購入したいと思ったとき、狙い目は建設地にBTSもしくはMRTの延伸計画があり、駅近場な低価格なコンドミニアムとなる。ちなみにタイの法律でタイのコンドミニアムを外国人名義で購入するときには全額を銀行から送金し振込みしなければならない。次回にはコンドミニアムを探すためのWebサイトを紹介しようと思う。